寝たままシーツを交換するには

寝たきりの被介護者のシーツ交換は大変?

ご家族で介護されている場合、被介護者のシーツを交換するということが重労働だと思いますし、また面倒だなと億劫になってしまう事もあります。
でもシーツが汚れている状態は被介護者にとって非常に不快なものですし、快適な状態を作るためにも、シーツ交換をしっかり行いたいものです。

寝たままでシーツ交換を行うということが想像できないという方もいますが、コツをつかむとそれほど負担も感じずにシーツ交換ができると思います。

衣服の着替えとシーツ交換はよく似ている

寝たまま衣服を着替えさせるというのも苦労するといわれますが、体の中心から左右をわけて考えるとかなり楽になります。

右半身の衣類を脱がせて、右半身を着せる、そのあと左半身の衣類を脱がせて左半身を着せる、こうして左右を別に行うように考えていくと衣服の着替えも楽になります。
これと同じで、寝たままシーツを交換する場合も、左右別に考えて行うと楽になるのです。

寝たままシーツを交換する手順

寝たきりの被介護者が利用している布団、肌掛けの包布、枕カバーなどを先に交換してしまいます。
それからシーツ交換を行います。

布団のセンターラインから右、左を分けて考え、麻痺や拘縮がある場合は、麻痺や拘縮がない方から始めます。
右に麻痺や拘縮があるようならまず左のシーツをはがし、そこに新しいシーツを敷きます。

次に右側のシーツをはいで新しいシーツと交換します。
この時に注意してほしいことが、寝たきりの被介護者の場合は褥瘡ができることを予防したい、またできている方にはこれ以上悪くならないようにしたいので、シーツにしわができないようにするという事です。

シーツにしわがあるとそこに体重がかかり余計に血流が悪くなり褥瘡の元となりますし、悪化させる要因となります。
シーツをしっかり引っ張ってピッと伸ばして新しいシーツを敷いて褥瘡を予防、悪化させないようにします。

体に不調がないかどうかよく観察してから

寝たきりの方でも、顔色、皮膚の状態など、見ることでも不調がわかる時があります。
特にご家族はお顔の様子を見て今日は期限がいい、体調がよさそう、今日は機嫌が悪い・・・と判断が付くこともあります。

体調が悪そうと思うときに無理に行うことはよくありません。
体調がいい時を見計らい、さっと手早くできるように準備をしっかり行い、負担を掛けることがないようにしましょう。

ご家族が介護されている中でうまくできないというときには、介護に来たスタッフと一緒に行い、コツをつかむといいと思います。
スタッフが来た時に替えてあげるという事でもいいのですが、尿漏れや食事をこぼすなど、介護の中でどうしても家族がシーツ交換を行わなくてはならない場面もあります。

手早くさっとできるようにしておけば、被介護者に負担を掛けることもなく、気持ちよく過ごしてもらえるでしょう。